Daily Archives: 2009 年 6 月 9 日

林由美香×松江哲明特集上映の手引き(1)

引き続きジュンコデス!6/27(土)〜上映がはじまる『R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6〜林由美香×松江哲明特集』の解説を単行本『女優 林由美香』では編集を、『あんにょん由美香』ではプロデューサーを努めた直井卓俊サンと、ライターのモルモット吉田サンにシテモラウコトニシマシタ!ソレデハ張り切ってドウゾ!
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直井(以下N):『たまもの』(監督:いまおかしんじ)は旧ユーロスペースで大ヒットして、さらにポレポレの特集でも二回もやってるんですけどね。
吉田(以下M):僕も映画館だけで三回ぐらい観てますよ。最近はDVDのオーディオコメンタリーをよく聴くんですよ。柳下さん、由美香さん、いまおか監督と吉岡さんが参加してるやつ。男たちの喋りが不甲斐なくて面白い(笑)。でも由美香さんといまおかさんの関係性がよく出ていて、コメンタリーから見えてくるものもありますね。
N:収録直後、由美香さんが「あんたらがちゃんとしてたらもっといいのができたわよ」って口とんがらしてたんですよ。懐かしいです。
M:キャスティングが二転三転して最終的に由美香さんになったんですよね。今となっては由美香さんでしか考えられない。でもこの作品、三回も観てたら一時間ちょっとしかない映画だし、シーンも全部覚えていて飽きるはずなんですけど、観るたびに発見があるんですよね。
N:同時上映の『スッチー菜々子の玉の輿大作戦!』(=スチュワーデス 腰振り逆噴射/監督:加藤義一)は観てます?
M:ジョン・ヒューズの『恋しくて』の翻案のやつですよね。由美香さんは自動車整備工で主人公の恋を見守る一歩引いた役ですね。
N:由美香さんって、代表作を挙げていくと脇役が多いんですよね。それでちゃんと主役をたてて、自身も非常に輝いている。
M:これは本当に明るくて楽しいウェルメイド・コメディ。ただピンク映画でそれをやると、軽やかで楽しい一方で過剰にやり過ぎて苦手な作品もあるんですけど、これはバランスが良くて好きですね。
N:この映画の加藤監督、『あんにょん由美香』の予告編を作ってくれた城定監督、それから竹洞監督あたりはまさに、由美香さんがもうベテランになった頃に助監督として出会った世代ですよね。次は初期の代表作、『ナオミ』(=ペッティング・レズ 性感帯/監督:サトウトシキ)。これも『たまもの』みたいに、全くしゃべらない。ぶっちゃけメインはもう一人の女の子の方で、その子の主観でずっと描かれる。彼女が固執するレズビアンの相手が由美香さん演じるナオミ。ものすごいスピードで人が次々死んでいって話がどんどん転がっていく圧倒的な55分。で、結果やっぱり由美香さんの印象が妙に残るという。
M:『たまもの』以前にも、そういう役をやってたんですね。次の『ベストフレンド』(=発情娘 糸ひき生下着)、これは近年の『背徳映画祭』まで続く吉行由実監督の映画の代表的な要素がいっぱい入ってますね。
N:吉行監督の乙女チックな妄想を具現化していたのがまた由美香さん。お風呂でアヒルのおもちゃでぷくぷくやって遊んでるシーンとか…直球のアイドル映画ですね。渡辺元嗣さんのレズビアンもの『濃密愛撫 とろける舌ざわり』は、キャストが女性5人のみで由美香さんの役柄が、作家志望の女の子っていう…こういう非現実な設定だと尚魅力が増す女優さんなんですよね。あと『飯場で感じる女の性』っていうのはピンク版”男はつらいよ”こと『キャラバン野郎』シリーズの1本。荒木監督自ら演じる主人公・真二がキャラバンに乗ってどこかの町から町へと巡っていくんだけど、何の設定も理由もなく、必ず花枝ちゃんがいるんですよ、どの町にも。真二くんは行く先々で出会った女性と白黒ショーをやりつつあれこれ人間関係に悩むんです。それで花枝ちゃんに会いに行くと、必ず背中をポンと押してくれる。
M:どの町にもいるっていう無理な設定を違和感なく見せちゃう、と。
N:そうそう。屋上にテント建てて住んでたりするんですが何の説明もないんですよ。でもその超然っぷりが由美香さんぽい。今回みたいに”工事現場の飯盛り場”でも何のその。
M:いまおかさんが『あんにょん由美香』の中で、「今でも急にそこらへんから出てきそうで怖いんだけど」っていう言葉がすごい印象に残ってて。確かに由美香さんの存在って理屈を超えるところがありますね。 
つづく

城定秀夫監督のコメント!

オハヨゴザイマス!ジュンコデス!
今日は予告編を作ってくれた城定秀夫監督からのコメントデス!
この映画、明らかに『神の作為』みたいなモノが存在しています。
「ちょっとぉ…マツエ君頑張ってるんだからアンタも少しは協力したらどうなの?」
天国の由美香さんが映画の神様にそんな風に言ったのかもしれないナァ…
ーーー城定秀夫(映画監督/『ホームレスが中学生』etc.)
神の作為が働いたドキュメンタリー!皆サン気にナルデショウ!是非劇場でご確認を!
今日の写真は日本デ、否、世界デ唯一『東京の人妻 純子』のビデオテープを持っている出演者の一人・野平教授デス!深夜TVにも出てたりする人気コメンテータサン。韓国では最モ有名ナ日本人ナンテ言われてたりスルンデスヨ!
コナイダ試写会に来てくれて「最後はもう泣いてました」って言ってマシタヨー!鞄にチャント『純子』のビデオ入ってマシタ!上映中はショウウインドウにディスプレイしたいネ!
ソレジャマター!