オハヨゴザイマース!ジュンコデス!
スポモル対談モ佳境ネー!相変ワラズユルイヨー!
デハデハ張り切ってドゾ!
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N=直井/M=モルモット
N『カレーライスの女たち』もバクシーシ山下監督の『ひとりぐらし暮らしの女たち』とかAVへのオマージュですよね。
M:3人の女性の一人一人との関係性とか距離感の違いが出ていて良いんですよ。あと、この作品は正にそのものでしたけど、松江作品には必ず「食」のシーンが出てきますね。
N: そうですね、松江作品は観終わった時に食べ物を食べたくなるんですよね。人の映画でも食べ物が映るカットにはうるさい!
M『あんにょん由美香』でも、食べるシーンがかなり入ってますね。松江作品は「食」と「性」が並立化して描かれてそれが「生」に繋がっていく。もう1本が『セックスと嘘とビデオテープとウソ』。30分程度しかないのに画面に提示される情報量が濃密で、かなりの問題作。というか、こういう作品はもう作らないだろうと思ってたんですよ。『童貞。をプロデュース』がヒットした後なんだから。しかもこれガンダーラ映画祭で最初に上映したじゃないですか。『童貞1』『2』が生まれた場所だけに、お客さんもエンターテインメント的なことを期待してたら『極私的エロス・恋歌1974』みたいなセルフ・ドキュメントの極みを見せられた(笑)。上映終わった時の微妙な雰囲気とか、いまだに覚えてますね。初めて観たら、登場する女性たちが途中からもう見分けがつかなくなるような見せ方をするんですよ。それでも良いやっていう作りですからね。
N: 僕、これ観た時に思ったのが、人の記憶の断片を見てるような、なんかすごくいや〜な気持になったんですよ。それはたぶん松江の狙い通りなんですけど(笑)
M:『童貞。』路線で作った方が受けもいいし、みんな笑ってくれる。でもそればっかりじゃ駄目だっていう、反動で作った作品になってますね。でも松江作品の中でも重要な位置を占めると思います。こんなのもあるから、松江作品は面白い。『童貞。』の後にこの作品を作って『あんにょん由美香』に到達したわけですから。
N: そうですよね。やっぱりこういうのをやるっていうのって、平野さんとかの影響があると思うんですよ。AVなのに女優の本性暴いて、パンツ下ろしたまま途方にくれるしかなかったりした、ああいう…。
M:そんなこと別にやらなくたっていいのに、でもやるんだよ!っていう。
N:そうそう。そしてそんな松江氏初のAV監督作品が『前略、大沢遥様。』。
M:初めて観たらびっくりしますよ。『童貞。をプロデュース』の「エピソード0」的な作品だから。本当にこれ、AVとしてリリースされたのだろうかっていう。全編に漂う童貞くささは何でしょうね。狙って出来るものじゃない。村上賢司監督が唄う挿入曲「童貞行進曲」も、AVじゃあり得ない。だからAVとして作られたとかメイキングとして作られたとか成立過程で判断できないですね、松江作品は。
つづく

