Daily Archives: 2009 年 6 月 23 日

林由美香×松江哲明特集上映の手引き(5)

コンニチハー!ジュンコデス!
アチュイネー!モウ夏ネ!
特集上映いよいよ今週末カラ!
マタ、初日6/27(由美香サン誕生日!)はいまおか監督がトークゲストに来てくれることになりました! 松江監督とオ喋りシテモライマスヨー!乞うご期待!
ソレデハイヨイヨ最後トナッタ特集上映ノ手引き、ドーゾ!
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(※N=スポッテッド直井、M=モルモット吉田 )

N:そして最後は『童貞。をプロデュース』(07)
M:いつまでロングランするんですか(笑)。あれだけヒットしちゃうと一過性の流行モノになっちゃって、飽きられるかなとか思ったけど、全然そうはならなかった。
N:例えば20歳で出会ったら、三年後にまた観たら私はどう思うんだろう、とか確認したくなるって言ってる子もいましたね。
M:正に普遍的な青春映画ってことですよね。どうしてドキュメンタリーでそんなことを起こせるのか。繰り返し観てるんですが謎ですよ。
N:これもまさにカメラを託しちゃう、隠しカメラならぬ託しカメラ(命名:松江哲明)による撮影なんですが。
M:渡して遠隔操作するっていう。
N:昔平野さんが撮った『アンチ素人奥さん出演ビデオ』(94)っていうAVがあるんですけど、あれに非常に似てるというか、同じ構造なんですよ。平野さんのは託されるのが何と井口昇監督ですが。
M:でも出来上がってみると平野作品になっちゃってるわけですよね
N:そこなんですよ、『童貞。』もちゃんと松江作品になってるじゃないですか。
M:これがね、いまだに分かんないんですよ。なんでカメラを相手に渡してるのに松江さんの作品になるのか。「ずっとカメラの後ろにいたんですか?」って聞いたこともあるんですけど。
N:最近のこれの上映はリピーターと初めてみるって人たちが入り混じってて非常に面白いですね。僕にとってもすごく重要な作品で、これのせいで僕、配給やる人になっちゃったんですよ。配給の「は」の字も知らなかったのに。だから「巻き込み型ドキュメント」って笑えないですよ!
M:何であんなに幅広い客層を動員できたんですかね。劇場に観に行った時、前を通りかかった派手なお姉さんが「アタシこの映画すごい観たかったの」ってポスターに向かって突進してきたから、仕込みかと思った(笑)。この規模の映画でありえないだろうって。
N:お客さんからお客さんへと伝わって育っていった映画です。お客様って本当に神様だったんですよ!しかし今回の特集を全部見た人はどんな気持になるんだろう。(笑)『あんにょん由美香』がより楽しめるのは間違いない。
M:ここが出会いの場になってほしいですね。松江さん、由美香さん、ピンク映画、AVとの。今回の上映があったから観るようになったと。
N:やっぱ映画館で出会うってことはすごいいいんですよね。
M:あと自分が興味を惹かれる作品以外もついでに見ちゃうっていうのが重要ですね。
N:僕はそれにすごいこだわって、二本立てを組んでるんですよ。
M:目当てじゃない作品に出会う可能性が広がるから。
N:ピンク映画で体験した面白さってそれだった。思わぬ出会いっていう、ね。あと今回上映はないんだけど、松江監督のAV作品『赤裸々ドキュメント・天宮まなみ』もオススメ。あれは近藤龍人さんが撮影を。ラストには思わぬハプニングが奇跡になって、思わず感動させられるという。
M:夏の映画としても素晴らしい。豊田道倫さんの『家族旅行』がエンディングテーマで使われてますけど、これが良くってね。それにしても松江さんにとって、今年は記念すべき年ですよね。『ドキュメント・メタル・シティ』も含めて3本も長編が出来て。『あんにょん由美香』で第一期が終わって、『ライブテープ』(今冬公開予定)で第二期が始まるっていう。映画作家の過渡期が見れる機会ってないじゃないですか。たぶんここが転換期だなって思っても、観客が思ってるだけで、また次には元に戻る人ってたくさんいるから。だからこういう変貌の瞬間に立ち会えるのは、すごく幸せなことだと思うんですよね。
N:松江監督は毎回新作が最高傑作のつもりだし何かしら挑戦、実験を止めない。早く次世代に刺激を受けた作家が出て来てほしいですね。継承でも、アンチでも。
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スポサン、モルサン、アリガトウトゴザイマシタ!
★←上映の詳細ハコチラカラドウゾ!
ソレデハマタ!マダマダコメント届イテルノデ追ッカケテ紹介シテユキマスヨー!

藤井誠二さん、見汐麻衣さん、桑原あつしさんのコメント!

コンバンハ!ジュンコデス!ネムイヨー!
今日モコメント3連末デス!ドーゾ!
このドキュメンタリーは、林由美香を過激に愛した男たちからの鎮魂歌である。後半になるにしたがって、すべての登場人物の表情がほころんでいくのはどうしてだろう。
ーーー藤井誠二(ノンフィクションライター) 
”あんな女、いねぇよな。。”自分が死んだ後、そんな事をポツリと、好いてくれた人に言ってもらえるような女に、私もなれるのかなぁ、なんて、考えてしまいました。「ポツリと」ってとこが重要です。見終わった後、死んでもなお、生き続けるってことがなんなのか、考えたりもしています。
ーーー見汐麻衣(埋火/ミュージシャン) 
「劇映画は絶対に撮りません!」と固持していたくせに、ドキュメンタリーの限界を軽々と飛び越えフィクションの世界へと足を踏み入れた。だからこそ実現した物語を〆る”それ”が映画を輝かせている。完成後「これからはフィクションしか撮りません!」と語るいい加減さも、その一方で「何とかドキュメンタリーであろう」ともがいた結果に思える取って付けたようなエンディングも、すべてが愛しい。『あんにょんキムチ』から『童貞。をプロデュース』を経て到達した”松江哲明による松江哲明のドキュメント”シリーズ、とりあえずの完結編。カメラの後ろで挫折し、ひねくれ、(ちょっとだけ)成長する青年の姿は、まるで『ロッキー』の主人公のよう。自主映画としての異形を保ちながらも、ハリウッドの最良の娯楽映画に匹敵する面白さを獲得している。ドキュメンタリーになるか劇映画になるかは不明だが、もちろん続編もアリだ。是非ともソ連の殺人マシーンと戦う姿を観てみたい。
 ーーー桑原あつし(翻訳家・ライター)
ソンナワケデイヨイヨ特集上映ハ今週末カラデス!
皆様ノゴ来場、心ヨリオ待チ申シ上ゲマス!
ソレデハマター!