Category Archives: R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6

7/28(火)宮崎吐夢さんトークショー参加決定!

こんにちは!純子です。
先日は『あんにょん由美香』製作のきっかけを作った柳下毅一郎サンをお迎えしてのトークショーでした!当然話は尽きず、打ち上げで朝まであれこれ話し込んでしまいましたよ〜!柳下さんには、劇場用パンフレットでもたっぷりお話を聞いてますので、是非読んでみてくださいね!

さて!まだまだ続く『あんにょん由美香』、イベントのお知らせです!ちょと急になってしまいましたが、7/28(火)に俳優の宮崎吐夢さんがトークショーに来てくださいます!
松江監督の前作『童貞。をプロデュース』の時はTV番組『モテケン』の童貞討論会に松江監督を呼んでくださった宮崎さん。最新作『あんにょん由美香』はどう観てくださったんでしょうか!お話を伺うのが楽しみです!

そして今夜はあいにくのしとしと雨ですが、『ウルトラミラクルラブストーリー』も絶賛公開中!気鋭の映画監督・横浜聡子さんがトークゲストです!松江監督とゆっくり話すのは初めてとのことでどんなトークになるんでしょうか!断然期待しちゃいます!
それではまた!ポレポレ東中野で!

トークゲストのオ知ラセ第1弾!

※左カラ吉田悠樹サン、見汐麻衣サン、前野健太サン。素敵ナ演奏ヲアリガトウゴザイマシタ!
コンバンハ!ジュンコデッス!
マズハイヨイヨ7/11(土)〜ハジマル『あんにょん由美香』トークゲストのオ知ラセデスヨ!
7/11(土)ゲストトーク:松江哲明監督×野平俊水サン(北海商科大学教授/『あんにょん由美香』出演)
7/14(火)ゲストトーク:松江哲明監督×山下敦弘サン(映画監督/『天然コケッコー』)

本日ハライブに映画に、何ダカトテモ贅沢ナ夜デシタ。見汐麻衣サンが吉田悠樹サンの二胡に乗せて唄ッテクダサッタ『ダイナマイトが150屯』素敵デシタ!プロデューサーナヲイサンのリクエストダタソウデスケド、その理由は7/3、7/4に特集上映でカカリマス『誕生日』ヲ観ルトワカルソウデス!今日イラシタ方は観ルト感動2倍ヨ!前野健太サンは何ダカ貫禄、ピリッと緊張感ノアル演奏で女子メロメロニシテタヨー!ニックイネー!ソシテ次回のライブハ7/12(日)18:00クライカラ。『あんにょん由美香』の音楽監督・豊田道倫サンとアレンジ担当ノ池永正二サン(あらかじめ決められた恋人たちへ)+SPECIAL GUEST(察シテクダサーイ!)デス!
今日ノ特集上映も、シリアスな『ナオミ』と由美香サンがスンゴクチャーミングナ『ベストフレンド』デシタ!
上映後マックがモーレツに食ベタクナル映画ネ!ミンナでマックで映画談義シタヨー!
ピンク初体験ノ女子大生も絶賛シテマシタ!是非コノ機会に1本デモ2本デモ体験シテミテネ!
今日カラ2日間のプログラムは女性5人シカ出テ来ナイ幻想的ナピンク映画『濃密愛撫 とろける舌ざわり』とキップノ良イ由美香姉サンが観られる『飯場で感じる女の性』ノ2本!飯場ハ元気が出る映画ヨ〜!生キテイカナキャネ、松江サン!
ソッレジャマタ明日ポレポレ東中野デ!ジュンコデシタ!

林由美香×松江哲明特集上映の手引き(5)

コンニチハー!ジュンコデス!
アチュイネー!モウ夏ネ!
特集上映いよいよ今週末カラ!
マタ、初日6/27(由美香サン誕生日!)はいまおか監督がトークゲストに来てくれることになりました! 松江監督とオ喋りシテモライマスヨー!乞うご期待!
ソレデハイヨイヨ最後トナッタ特集上映ノ手引き、ドーゾ!
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(※N=スポッテッド直井、M=モルモット吉田 )

N:そして最後は『童貞。をプロデュース』(07)
M:いつまでロングランするんですか(笑)。あれだけヒットしちゃうと一過性の流行モノになっちゃって、飽きられるかなとか思ったけど、全然そうはならなかった。
N:例えば20歳で出会ったら、三年後にまた観たら私はどう思うんだろう、とか確認したくなるって言ってる子もいましたね。
M:正に普遍的な青春映画ってことですよね。どうしてドキュメンタリーでそんなことを起こせるのか。繰り返し観てるんですが謎ですよ。
N:これもまさにカメラを託しちゃう、隠しカメラならぬ託しカメラ(命名:松江哲明)による撮影なんですが。
M:渡して遠隔操作するっていう。
N:昔平野さんが撮った『アンチ素人奥さん出演ビデオ』(94)っていうAVがあるんですけど、あれに非常に似てるというか、同じ構造なんですよ。平野さんのは託されるのが何と井口昇監督ですが。
M:でも出来上がってみると平野作品になっちゃってるわけですよね
N:そこなんですよ、『童貞。』もちゃんと松江作品になってるじゃないですか。
M:これがね、いまだに分かんないんですよ。なんでカメラを相手に渡してるのに松江さんの作品になるのか。「ずっとカメラの後ろにいたんですか?」って聞いたこともあるんですけど。
N:最近のこれの上映はリピーターと初めてみるって人たちが入り混じってて非常に面白いですね。僕にとってもすごく重要な作品で、これのせいで僕、配給やる人になっちゃったんですよ。配給の「は」の字も知らなかったのに。だから「巻き込み型ドキュメント」って笑えないですよ!
M:何であんなに幅広い客層を動員できたんですかね。劇場に観に行った時、前を通りかかった派手なお姉さんが「アタシこの映画すごい観たかったの」ってポスターに向かって突進してきたから、仕込みかと思った(笑)。この規模の映画でありえないだろうって。
N:お客さんからお客さんへと伝わって育っていった映画です。お客様って本当に神様だったんですよ!しかし今回の特集を全部見た人はどんな気持になるんだろう。(笑)『あんにょん由美香』がより楽しめるのは間違いない。
M:ここが出会いの場になってほしいですね。松江さん、由美香さん、ピンク映画、AVとの。今回の上映があったから観るようになったと。
N:やっぱ映画館で出会うってことはすごいいいんですよね。
M:あと自分が興味を惹かれる作品以外もついでに見ちゃうっていうのが重要ですね。
N:僕はそれにすごいこだわって、二本立てを組んでるんですよ。
M:目当てじゃない作品に出会う可能性が広がるから。
N:ピンク映画で体験した面白さってそれだった。思わぬ出会いっていう、ね。あと今回上映はないんだけど、松江監督のAV作品『赤裸々ドキュメント・天宮まなみ』もオススメ。あれは近藤龍人さんが撮影を。ラストには思わぬハプニングが奇跡になって、思わず感動させられるという。
M:夏の映画としても素晴らしい。豊田道倫さんの『家族旅行』がエンディングテーマで使われてますけど、これが良くってね。それにしても松江さんにとって、今年は記念すべき年ですよね。『ドキュメント・メタル・シティ』も含めて3本も長編が出来て。『あんにょん由美香』で第一期が終わって、『ライブテープ』(今冬公開予定)で第二期が始まるっていう。映画作家の過渡期が見れる機会ってないじゃないですか。たぶんここが転換期だなって思っても、観客が思ってるだけで、また次には元に戻る人ってたくさんいるから。だからこういう変貌の瞬間に立ち会えるのは、すごく幸せなことだと思うんですよね。
N:松江監督は毎回新作が最高傑作のつもりだし何かしら挑戦、実験を止めない。早く次世代に刺激を受けた作家が出て来てほしいですね。継承でも、アンチでも。
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スポサン、モルサン、アリガトウトゴザイマシタ!
★←上映の詳細ハコチラカラドウゾ!
ソレデハマタ!マダマダコメント届イテルノデ追ッカケテ紹介シテユキマスヨー!

林由美香×松江哲明特集上映の手引き(4)

 
オハヨゴザイマース!ジュンコデス!
スポモル対談モ佳境ネー!相変ワラズユルイヨー!
デハデハ張り切ってドゾ!
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N=直井/M=モルモット

N『カレーライスの女たち』もバクシーシ山下監督の『ひとりぐらし暮らしの女たち』とかAVへのオマージュですよね。
M:3人の女性の一人一人との関係性とか距離感の違いが出ていて良いんですよ。あと、この作品は正にそのものでしたけど、松江作品には必ず「食」のシーンが出てきますね。
N: そうですね、松江作品は観終わった時に食べ物を食べたくなるんですよね。人の映画でも食べ物が映るカットにはうるさい!
M『あんにょん由美香』でも、食べるシーンがかなり入ってますね。松江作品は「食」と「性」が並立化して描かれてそれが「生」に繋がっていく。もう1本が『セックスと嘘とビデオテープとウソ』。30分程度しかないのに画面に提示される情報量が濃密で、かなりの問題作。というか、こういう作品はもう作らないだろうと思ってたんですよ。『童貞。をプロデュース』がヒットした後なんだから。しかもこれガンダーラ映画祭で最初に上映したじゃないですか。『童貞1』『2』が生まれた場所だけに、お客さんもエンターテインメント的なことを期待してたら『極私的エロス・恋歌1974』みたいなセルフ・ドキュメントの極みを見せられた(笑)。上映終わった時の微妙な雰囲気とか、いまだに覚えてますね。初めて観たら、登場する女性たちが途中からもう見分けがつかなくなるような見せ方をするんですよ。それでも良いやっていう作りですからね。
N: 僕、これ観た時に思ったのが、人の記憶の断片を見てるような、なんかすごくいや〜な気持になったんですよ。それはたぶん松江の狙い通りなんですけど(笑)
M:『童貞。』路線で作った方が受けもいいし、みんな笑ってくれる。でもそればっかりじゃ駄目だっていう、反動で作った作品になってますね。でも松江作品の中でも重要な位置を占めると思います。こんなのもあるから、松江作品は面白い。『童貞。』の後にこの作品を作って『あんにょん由美香』に到達したわけですから。
N: そうですよね。やっぱりこういうのをやるっていうのって、平野さんとかの影響があると思うんですよ。AVなのに女優の本性暴いて、パンツ下ろしたまま途方にくれるしかなかったりした、ああいう…。
M:そんなこと別にやらなくたっていいのに、でもやるんだよ!っていう。
N:そうそう。そしてそんな松江氏初のAV監督作品が『前略、大沢遥様。』。
M:初めて観たらびっくりしますよ。『童貞。をプロデュース』の「エピソード0」的な作品だから。本当にこれ、AVとしてリリースされたのだろうかっていう。全編に漂う童貞くささは何でしょうね。狙って出来るものじゃない。村上賢司監督が唄う挿入曲「童貞行進曲」も、AVじゃあり得ない。だからAVとして作られたとかメイキングとして作られたとか成立過程で判断できないですね、松江作品は。
つづく

林由美香×松江哲明特集上映の手引き(3)

コンニチハ!ジュンコデス!今日は横で童貞2号クンが働イテルヨー!
ハサミを使ウノがチョットヒククライジョーズネ!
デハ、R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOl.6の解説その3デス! スポサン、モルサン、ヨロシクネー!
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N:はてさて、徐々に松江作品に移行していきますが。まずは『ドキュメント・メタル・シティ』ですね。まさに『童貞。をプロデュース』を観た人は非常に驚く作品。
M:実は続編になっているという。だから『童貞。』を観た人には是非観てもらいたいですね。だってこれ東宝で勝手に『童貞。』の続編作ってますからね(笑)。でも、ちゃんとメイキングとして商品にもなってる。
N:それ心配してたんですけど、優れたメイキングなんですよ。最後は東宝だからできたすごい撮影もあり。
M:奇跡の撮影と奇跡の展開ですよ。これセルDVD買わないと観られない作品なんですよね。ここだけの話ですが、『DMC』本編より遥かにおも…(以下略)。
N:そして『由美香2005』!…ですが諸事情あって中止になってしまって。『あんにょんキムチ』になります。
M:残念ですね!でも『あんにょんキムチ』は今回上映して欲しい作品だったので嬉しいです。ソフト化されていないから今回初めて観るという人も多いと思うので。『あんにょん由美香』に何故あんにょんが付いているのか、松江監督にとって韓国とは何かとか、対比しながら観てもらっても面白いと思いますね。
N:ものすごくシリアスになりそうな題材を軽く扱って笑いの要素が多いのも松江監督のその後の作品に通じますね。
M:一途な思いと軽さが共存してしまうのが不思議なんですよ。下手すれば作品全体が壊れかねなかったり、不真面目だと怒る人が出てくるんじゃないかと思うようなことをやってるのに、そうはならない。
N:平野監督の『由美香』のときは松江監督がBOX東中野でバイトしていて、チラシまいたり、映写やったりしてたんですよね。
M:つまり『あんにょん由美香』は由美香さんと松江さんにとっても縁のある場所で上映されるわけですね。
N:そして大きな影響を与えてるカンパニー松尾さんの『YUMIKA 1989-1990 REMIX』はあの当時としてはあり得ない、ラブレターならぬラブビデオ『硬式ペナス』とAVアイドルとしての引退作『ラスト尿』から成り立ってます。
M: 2005年の追悼上映で初めて観ましたけど、昔のAVを回顧的に観るんじゃなくて、今観ても全然古びてない。松尾さんが由美香さんの言葉を引き出す力がやっぱりすごい。それに卒業アルバム見せたりとか、どこまで自分を晒すんだ、この人は(笑)。生い立ちを全部しゃべりますもんね。これ観ると『あんにょん由美香』がわかりやすくなる。そしてラストカットが…。
N: 豊田道倫さんの曲『ベンチ』が炸裂する超スローモーションのラスト。当時やっぱり追悼上映で観て、泣けてしまって…。
つづく

林由美香×松江哲明特集上映、ラインナップ変更のお知らせ。

『あんにょん由美香』を楽しみに待って下さっている皆さん、おはようございます。
この度、6/27〜始まります『R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6 林由美香×松江哲明特集』のラインナップが一部変更となりますので、お知らせ致します。
7/7(火),7/8(水)に上映を予定しておりました「由美香2005」の方が、諸般の事情により、松江哲明監督作品「あんにょんキムチ」に変更となります。
大変申し訳ございませんが、ご了承のほど、よろしくお願いします。
それでは、公開まで今しばらくお待ちください。
今後とも引き続き『あんにょん由美香』を宜しくお願い致します。
 
『R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6』『あんにょん由美香』上映スタッフ一同

林由美香&松江哲明特集上映の手引き(2)

コンニチハ!ジュンコデス!6/27(土)〜 に迫った由美香サン&松江サン特集上映の手引き・その2ダヨー!

『誕生日』
M=モルモット吉田/N=スポッテッド直井
M:続いて『最新!!性風俗ドキュメント』(1994/監督:深町章)。これ由美香さんが本人役で登場するんですよね。由美香さんって、平野さんの『由美香』以外で林由美香本人として出てくる映画はこの作品以外ないですよね?AVやピンクにも出ていた林由美香が今はイメクラで働いてるって設定で。
N:当時、実際に働いてたらしいんですよね。瀬々さんの脚本も「構成」という表記になっている。
M:『キャラバン野郎』シリーズの荒木太郎監督がレポーター役で。由美香さんがSMや女王様をやるんですけど、この人は何でもできるんだなって思って(笑)。何の違和感もない。それと台詞で由美香さんの本質を付くようなこと言ってるんですよ。荒木さんが「本当の由美香ちゃんってどういう人なのかな」って質問すると「何やったって私は私よ!」「遊びなのよ、芝居なのよ、ごっこなのよ!」って言うところとか。この作品以外にも、脚本家は別に当て書きのつもりで書いてないような台詞でも、意外と由美香さんの本質を突いてるんじゃないかって思う時ありますね。間違っているかもしれないけど、そういう風に思わせてしまう人なんですよね。
N:何気に重要な作品です。そしてピンク最後は『誕生日』(=痴漢電車 いやらしい行為)。
M: これは大傑作。2008年のピンク大賞の時にニュープリントで観て、ひたすら感動…。
N:当時ピンク四天王と呼ばれた一人・佐藤寿保監督が、血まみれ作品をやりすぎて名前を変えさせられた(幡寿一)っていう時期に撮った傑作。設定もすごく90年代ぽいですよね。離任症のカメラを通じてでしか自分と向き合えないみたいなところとか。
M:ダイナマイトが出てきますけど、若松孝二の時代だったら、はっきりと権力に向かって投げたんでしょうけど、佐藤監督がやると寓話として昇華されるのが素晴らしいですよね。あとラスト由美香さんが唄う曲がもう、ね…。
N:恋なんてぶっとばせえ!、と。素晴らし過ぎます。佐藤監督、続編やりたいって言ってました。海から由美香さんが頭からぼこっと出てくるっていうオープニングだと。まあ由美香さんならそういう無茶もアリですよね。

『日曜日は終わらない』

M:『日曜日は終わらない』はNHK大阪制作のドラマ。メインキャストが由美香さんと水橋研二、塚本晋也、りりィってだけでもすごいですけど、他にも井口昇さんや吉行由実さんも出てくる。NHKではあり得ないキャスティングですよね。
N:これもほんとに、逸話の多い映画で、昔井口昇監督の『クルシメさん』の上映会でゲストに平野監督と由美香さんが来て3人のトークショーだったんです。そのトーク中に由美香さんが「ちょっと私一服してくるからしゃべってて」と席を外し、そういう仕草を客席から観ていた高橋監督が気に入って決めたという。現場では「演技しないで」って何回も言ってたらしいですね。「ままでいい」って。だから由美香さんは逆にやりにくくて、「やった感じがしない」ってずっと言ってたみたいです。あとラスト、海の中を漂うパンティのカットがなかなかうまく行かず、林由美香が履いてたパンティを使ってみたらキレイに漂ったという伝説も…。
M:有名な“由美香さんのパンティは演技する”ってやつですね。でも意外と出番はそんなに多くないんですよね、これ。でも強烈な印象を残すので、全編出ずっぱりのように思える。ラストに登場する廃墟が、廃墟マニアには有名な神戸の摩耶観光ホテル。“廃墟に林由美香”って、それだけでもう僕は泣きましたけど(笑)。更に、廃墟で自転車に乗るんですね。自転車=『由美香』ですから感動しますね。
N:本当はラストカットを撮ったらしいんですよ。「さよなら」って、水橋研二と別れのシーンがあったらしいんですけど、そこは編集で切ったんですって。なんかやっぱり気づいたらいないっていう方がいいって。高橋さんって人も林由美香のそういうフワッとした部分を感じ取ってた人なんですよ。
つづく
※スケジュール・ラインナップ詳細はこちら。

林由美香×松江哲明特集上映の手引き(1)

引き続きジュンコデス!6/27(土)〜上映がはじまる『R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6〜林由美香×松江哲明特集』の解説を単行本『女優 林由美香』では編集を、『あんにょん由美香』ではプロデューサーを努めた直井卓俊サンと、ライターのモルモット吉田サンにシテモラウコトニシマシタ!ソレデハ張り切ってドウゾ!
ーーー

直井(以下N):『たまもの』(監督:いまおかしんじ)は旧ユーロスペースで大ヒットして、さらにポレポレの特集でも二回もやってるんですけどね。
吉田(以下M):僕も映画館だけで三回ぐらい観てますよ。最近はDVDのオーディオコメンタリーをよく聴くんですよ。柳下さん、由美香さん、いまおか監督と吉岡さんが参加してるやつ。男たちの喋りが不甲斐なくて面白い(笑)。でも由美香さんといまおかさんの関係性がよく出ていて、コメンタリーから見えてくるものもありますね。
N:収録直後、由美香さんが「あんたらがちゃんとしてたらもっといいのができたわよ」って口とんがらしてたんですよ。懐かしいです。
M:キャスティングが二転三転して最終的に由美香さんになったんですよね。今となっては由美香さんでしか考えられない。でもこの作品、三回も観てたら一時間ちょっとしかない映画だし、シーンも全部覚えていて飽きるはずなんですけど、観るたびに発見があるんですよね。
N:同時上映の『スッチー菜々子の玉の輿大作戦!』(=スチュワーデス 腰振り逆噴射/監督:加藤義一)は観てます?
M:ジョン・ヒューズの『恋しくて』の翻案のやつですよね。由美香さんは自動車整備工で主人公の恋を見守る一歩引いた役ですね。
N:由美香さんって、代表作を挙げていくと脇役が多いんですよね。それでちゃんと主役をたてて、自身も非常に輝いている。
M:これは本当に明るくて楽しいウェルメイド・コメディ。ただピンク映画でそれをやると、軽やかで楽しい一方で過剰にやり過ぎて苦手な作品もあるんですけど、これはバランスが良くて好きですね。
N:この映画の加藤監督、『あんにょん由美香』の予告編を作ってくれた城定監督、それから竹洞監督あたりはまさに、由美香さんがもうベテランになった頃に助監督として出会った世代ですよね。次は初期の代表作、『ナオミ』(=ペッティング・レズ 性感帯/監督:サトウトシキ)。これも『たまもの』みたいに、全くしゃべらない。ぶっちゃけメインはもう一人の女の子の方で、その子の主観でずっと描かれる。彼女が固執するレズビアンの相手が由美香さん演じるナオミ。ものすごいスピードで人が次々死んでいって話がどんどん転がっていく圧倒的な55分。で、結果やっぱり由美香さんの印象が妙に残るという。
M:『たまもの』以前にも、そういう役をやってたんですね。次の『ベストフレンド』(=発情娘 糸ひき生下着)、これは近年の『背徳映画祭』まで続く吉行由実監督の映画の代表的な要素がいっぱい入ってますね。
N:吉行監督の乙女チックな妄想を具現化していたのがまた由美香さん。お風呂でアヒルのおもちゃでぷくぷくやって遊んでるシーンとか…直球のアイドル映画ですね。渡辺元嗣さんのレズビアンもの『濃密愛撫 とろける舌ざわり』は、キャストが女性5人のみで由美香さんの役柄が、作家志望の女の子っていう…こういう非現実な設定だと尚魅力が増す女優さんなんですよね。あと『飯場で感じる女の性』っていうのはピンク版”男はつらいよ”こと『キャラバン野郎』シリーズの1本。荒木監督自ら演じる主人公・真二がキャラバンに乗ってどこかの町から町へと巡っていくんだけど、何の設定も理由もなく、必ず花枝ちゃんがいるんですよ、どの町にも。真二くんは行く先々で出会った女性と白黒ショーをやりつつあれこれ人間関係に悩むんです。それで花枝ちゃんに会いに行くと、必ず背中をポンと押してくれる。
M:どの町にもいるっていう無理な設定を違和感なく見せちゃう、と。
N:そうそう。屋上にテント建てて住んでたりするんですが何の説明もないんですよ。でもその超然っぷりが由美香さんぽい。今回みたいに”工事現場の飯盛り場”でも何のその。
M:いまおかさんが『あんにょん由美香』の中で、「今でも急にそこらへんから出てきそうで怖いんだけど」っていう言葉がすごい印象に残ってて。確かに由美香さんの存在って理屈を超えるところがありますね。 
つづく

『あんにょん由美香』予告編デス!

コンニチハ、ジュンコデス!毎日お天気悪いネ!気が滅入らないヨにしないとダメヨー
予告編がデキマシタ!監督は城定秀夫さん。ジョジョさん。シロサダじゃないヨ。
こないだ『ホームレス中学生』観ようと思てレンタル屋行ったらマチガッテこの人が監督さいた『ホームレスが中学生』借りちゃたヨ!
小池テペイのお風呂観たかたのに!ぷんぷんで観てたら最後ボロボロ泣いちゃて、ニッコリしちゃいました。ビックリシタヨー!
こーゆー「間違い」「出会い」も捨てたもんじゃないネ!『あんにょん由美香』でも同じことがおっきなテーマになてるヨ!

ナヲイさんのブログから拝借シマシタ!この写真の右側が城定監督ネー。そして左側が特集上映でやる『スッチー菜々子の玉の輿大作戦』の加藤監督デス!このコンビは『ヒロ子とヒロシ(痴漢電車 びんかん指先案内人』(監督:加藤義一/脚本:城定秀夫)で、2007年のピンク大賞ベストテン第1位を取ったコンビなのネ!2人ともピンク映画の助監督時代に由美香さんと出会ってたのね。そんな今やピンク映画界のレギュラ監督の加藤監督の監督デビュ後3作目が『スッチー菜々子の玉の輿大作戦!(スチュワーデス 腰振り逆噴射)』ネー!エロエロだけどすんごくキュートな映画ネー!由美香さんの男口調、萌えマース!なぜか城定監督が役者で一瞬出演してますヨ!何かストーカーチックな役でキモイよー!6/27(土)、28(日)にポレポレ東中野で上映あるヨー!お見逃し無く!
じゃ、マター!

『あんにょん由美香』公開記念・林由美香×松江哲明特集上映、開催決定!

R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6
『あんにょん由美香』公開記念・林由美香×松江哲明特集上映

企画・配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
提供:国映株式会社、新東宝映画株式会社、大蔵映画株式会社
監督:松江哲明、主演:林由美香で送るドキュメンタリー映画『あんにょん由美香』<7/11(土)〜ポレポレ東中野にてレイトショー>の公開を記念して、林由美香の誕生日にも当たる6/27(土)から7/10(金)までの期間、女優・林由美香と松江哲明監督それぞれの代表作を一挙に上映致します!
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6/27(土)、6/28(日)
A『たまもの』
成人映画館題=『熟女・発情・タマしゃぶり』
2004|監督・脚本:いまおかしんじ|撮影:鈴木一博
出演:林由美香、吉岡睦雄、華沢レモン、佐藤宏
カラー|35mm|64分|製作:国映株式会社
熱狂的な信者を持ついまおかしんじ監督による近年のピンク最大の話題作。その永遠の少女性、悲痛なまでのイノセンス、そして狂気を台詞なしで表現し切った女優・林由美香。そのキャリアにおいて、紛れもなく一つの到達点となった記念碑的傑作。
6/27(土)、6/28(日)
B『スッチー菜々子の玉の輿大作戦!』
成人映画館題=『スチュワーデス 腰振り逆噴射』
2002|監督:加藤義一|脚本:岡輝男|撮影:小山田勝治
出演:沢木まゆみ、林由美香、風間今日子、岡田智宏
カラー|35mm|60分|製作:大蔵映画株式会社
玉の輿に乗ることが夢のスチュワーデスと、彼女と知り合う青年の恋。気持ちを押えて2人の恋を後押しする男まさりの自動車修理工に扮した林由美香の好演が光る。ジョン・ヒューズ『恋しくて』にオマージュを捧げた、若手加藤義一監督によるエンタテインメント編。
6/29(月)、6/30(火)
C『ナオミ』
成人映画館題=『ペッティング・レズ 性感帯』
1993|監督:サトウトシキ|脚本:小林宏一(小林政宏)|撮影:小西泰正
出演:林由美香、ゐろはに京子、紀野真人、吉行由実
カラー|35mm|55分|製作:アウトキャスト・プロデュース
主人公のファナティックな同性愛を奇妙なユーモアを交えながらアップテンポで見せてゆくスリリングな愛憎劇。サトウトシキ初期の代表作。林由美香は一切台詞なしのファム・ファタールを演じ、93年ピンク大賞作品賞、堂々の女優賞と輝いた。
6/29(月)、6/30(火)
D『ベストフレンド』
成人映画館題=『発情娘 糸ひき生下着』
1998|監督:吉行由実|脚本:五代暁子|撮影:小西泰正
出演:林由美香、川瀬陽太、石川雄也、原知佐子
カラー|35mm|60分|製作:大蔵映画株式会社
「好きな人が好きな人———って、好きだよね……。」ジェンダーを越えた愛と友情の三角関係を軽快に綴ったピュア・ストーリー。吉行監督が「林由美香のアイドル映画」と語るとおり、キュートでポップな彼女の魅力がいっぱいにあふれた好編。
7/1(水)、7/2(木)
E『濃密愛撫 とろける舌ざわり』
1995|監督:渡辺元嗣|脚本:五代暁子|撮影:清水正二
出演:林由美香、しのざきさとみ、貴奈子、吉行由美
カラー|35mm|58分|製作:新東宝映画株式会社
キャスト5人全員が女性で、まるで男性など存在しないかのように幻想的な世界が繰り広げられる異色作。非現実な役柄であればあるほど活き活きとしてくる林由美香は恋人にも夢にも純真で一途なヒロインを演じ、その持ち味を遺憾なく発揮している。
7/1(水)、7/2(木)
F『飯場で感じる女の性』
2000|監督:荒木太郎|脚本:内藤忠司|撮影:前井一作
出演:鈴木あや、林由美香、荒木太郎、時任歩
カラー|35mm|60分|製作:大蔵映画株式会社
林由美香が主人公の元恋人にして守護天使・花枝というマドンナ役で毎作必ず登場するピンク版「男はつらいよ」こと『キャラバン野郎』シリーズ第7作。工事現場の飯盛り女という珍しい設定の中、愛嬌たっぷりの林由美香が牽引する人情喜劇の快作!
7/3(金)、7/4(土)
G『最新!!性風俗ドキュメント』
1994|監督:深町章|構成:甲賀三郎(瀬々敬久)|撮影: 清水正二
出演:林由美香、荒木太郎、石川恵美 ゐろはに京子
カラー|35mm|55分|製作:新東宝映画株式会社
当時実際に働いていたというイメクラ嬢の林由美香(本人)を当時俳優だった荒木太郎(本人)が取材するというセミ・ドキュメント形式で構成された知られざる傑作。ピンク映画では珍しい林由美香の素の部分が垣間見える貴重な一作。構成(脚本)は『感染列島』の瀬々敬久。
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7/3(金)、7/4(土)
H『誕生日』
成人映画館題=『痴漢電車 いやらしい行為』
1993|監督:幡寿一(佐藤寿保)|脚本:五代響子|撮影:稲吉雅志
出演:林由美香、今泉浩一、伊藤清美、石原ゆり
カラー|35mm|54分|製作:国映株式会社
離人症でビデオカメラを通じてしか世界と向き合えない男の子と、海辺でテント暮らしをしながらダイナマイト心中を望む少女の恋愛を描いたリリカルな一編。林由美香がアカペラで唄う「ダイナマイトが150屯」が胸に沁みる永遠の名作。
7/5(日)
※特別上映
I『日曜日は終わらない』
1999|監督:高橋陽一郎|脚本:岩松了
出演:水橋研二、林由美香、塚本晋也、りりぃ
カラー|DV|90分|製作:NHKエンタープライズ
NHKハイビジョンドラマとして製作された幻の傑作。林由美香が風俗嬢・佐知子役を自然体の演技で見せ、彼女自身もカンヌ映画祭へ招待されたというエポックメイキングな作品。フッと現れ、フッといなくなる、彼女特有の透明な存在感が光る隠れた代表作。
7/6(月)
※特別上映
J『ドキュメント・メタル・シティ』
2009|演出・構成:松江哲明
出演:松山ケンイチ、梅澤嘉朗 ほか
カラー|DV|83分|製作:2008「デトロイト・メタル・シティ」製作委員会
『デトロイト・メタル・シティ』(DVD好評発売中!)のメイキングという約束事を守りつつ童貞2号・梅澤君が主役と化し東宝で勝手に『童貞。をプロ デュース』の続編を作ってしまった松江哲明最大の暴走作。劇映画+メイキング+ドキュメンタリーがもたらす奇跡の結末を目撃せよ!
7/7(火)、7/8(水)
K『あんにょんキムチ』

1999|監督:松江哲明|DV|カラー|52分|製作:日本映画学校
キムチが食べられない「在日コリアン」が描く愛すべき人たち。韓国系日本人の家族が歩んできた歴史や現在を、孫(三世)の視点でたどる笑いと涙の記録。
※ 『由美香2005』は諸般の事情で上映中止となりました。ご了承ください。

7/9(木)、7/10(金)
L『YUMIKA 1989-1990 REMIX』
2005|監督;カンパニー松尾
カラー|DV|25分|製作:V&Rプランニング
監督曰く「本人にだけ観てもらいたかった」というラブレター的AV『硬式ペナス』とAV引退作『ラスト尿』。林由美香がAVアイドルとして一世を風靡して いた時期に残された2本の代表作を、当時の監督であり恋人でもあったカンパニー松尾が再編集したスペシャル REMIX版。
7/7(火)
M『カレーライスの女たち』
2003|演出・構成:松江哲明
カラー|DV|30分|製作:PLANET studio plus1
知人・友人・恋人。松江哲明が距離感の異なる三人の女性たちの部屋をめぐり、彼女たちにカレーライスを作ってもらう小さな旅の記録。ロードムービー以上の旅情性に満ち、食べるだけなのにAV以上にHな気分に観客を包み込む、食=性=生の肯定に満ちた傑作。
7/8(水)
N『セックスと嘘とビデオテープとウソ』
2008|演出・構成:松江哲明
カラー|DV|30分|製作:Tip Top
『童貞。をプロデュース』に続いて撮られた本作は、一転セルフドキュメントの極北に立つ作品となった。『ハメ撮りの夜明け・完結編』の続編としての構造も持ち、松江と関係性を持つ女性たち(肉親も含む)との虚実不明な描写が高圧縮な情報量で展開する怪作。
7/9(木)
O『前略、大沢遥様』 ※特別版
2003|演出・構成:松江哲明
出演:大沢遥、松江哲明、向井康介、
カラー|DV|60分|製作:ハマジム
『童貞。をプロデュース』の「エピソード1」ともいえる松江哲明の初AV監督作品。『スタンド・バイ・ミー』を想起させるカットや、女優と一緒に湯船につ かりながらも指一本触れようとしない(というか触れられない)姿勢などまさに「松江君、まだまだね」な瑞々しさを誇る傑作。
7/10(金)
P『童貞。をプロデュース』
2007|演出・構成:松江哲明
出演:加賀賢三、梅澤嘉朗、峯田和伸
カラー|DV|85分|製作:TipTop
大ヒットを記録し、関連書籍2冊も生まれるなど松江哲明の名前を一躍世に広めた青春ドキュメンタリーの金字塔。「好き」と言えない自意識過剰な童貞1号・加賀君、筋金入りのビューティフル・ドリーマー童貞2号・梅澤君への単なるおせっかいが奇跡を起こす!
※スケジュール
6/27(土)、6/28(日):A・B
6/29(月)、6/30(火):C、D
7/1(水)、7/2(木):E、F
7/3(金)、7/4(土):G、H
7/5(日)I
7/6(月)J
7/7(火)M、K
7/8(水)N、K
7/9(木)L、O
7/10(金)L、P
※ 下白
2009.6.27(土)〜7.10(金)ポレポレ東中野にてレイトショー!
※連日21:00より
【料金】当日・一般:¥1500【前売】:¥1300【シニア】:¥1000
※ 『あんにょん由美香』前売券を持参の方&リピーター割引:¥1300
☆ 期間中トークショーを開催予定!詳しくはHP(http://www.spopro.net/annyong_yumika)にて!
解説テキスト協力:モルモット吉田、林田義行